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僕は、マリオネットの様に、踊っていたのです。
現在、MAINに載せているmarionetteです。
まんまですが、気になる方は続きよりどぞ(^ω^)
いつの頃だったでしょう
頭上から、ぱっと光が差し、さながら私は舞台で一人劇をしているようでした
真っ暗な中、私は一人、照らされ右も左も知らずにただぼぅっと空を見つめていたのです
いつの頃だったでしょう
私だけではなくなりました。
それはピエロの様に白粉を塗って、馬鹿げた真っ赤な鼻をぶらさげたヤツでした。
ピエロのように喜劇を演じて、それだけに喜びを覚えるのでした。
きっと“それ”は愉しかったのでしょう。
いつの頃だったでしょう
私達は2人きりではなくなりました。
それは片手で仮面を持ち上げて、いつも顔を隠しているヤツでした
仮面がなくては生きていけないのだ。とでも言いたげに、時折仮面の隙間から口の端を哀しげに上げるのでした。
表情を変えたいと思う度に、仮面を変えなくてはならないヤツは
いつも忙しなくしていました。
きっと、そうして居たかったのでしょう
私達は互いに言葉など交わしませんでした
ただ、時折
その背中や表情や仕草を盗み見る位で
全てが分かってしまったからです。
私達はそれぞれに異なった方々を眺めていました
或る者は 懐かしく
或る者は 哀しく
或る者は 嬉しく
それは、いつの頃からだったでしょうか
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中原中也の汚れつちまつた悲しみに……を読んでもろに影響を受けました。
中原中也の「幻影」の一部、
『私の頭の中には、いつの頃からか、
幸命さうなピエロがひとり棲んでゐて、
それは、紗の服かなんかを着込んで、
そして、月光を浴びてゐるのでした。』
を読んで勢いで作りました
中原中也の作品はいつも何処か淋しさと死というのが匂わせてあって、それをさりげなく、かつ確実に読者に伝えられるのは
天晴れの一言です。参りました!て感じ。
こういう詩を作られる方は好きです。
常人ならざる発想に胸の高まりが止まらない…!!
似た所を目指してるんだろうなって詩はよく見かけるけど、こう、良い塩梅なのはなかなかないんだよねー
しくるとウザったくなって重たいだけだし。…難しい!!
とにかく
『私の中にいつの間にか居たピエロ』がすごく気に入っちゃって使いたくなって使いたくなって!!
勢いが大事なんだ!!
汚れつちまつた悲しみに……と言えば、ナツイチ
ナツイチと言えば、新潮文庫の100冊…
この夏、結構本読みました。
コールドゲーム、夏と花火と私の死体、ジキル博士とハイド氏、汚れつちまつた悲しみに……、あそこの席、シャーロック・ホームズの冒険、こころ
こころと汚れつちまつた悲しみに……は本当に名作だと思った(^ω^)
伊達に文豪と呼ばれちゃいない。
いつの時代も文化が文化であり続ける限り、文学が朽ちることはない。と思い知らされた作品でした。
やはり尊敬すべき方々に在らせられる。
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